静岡県 蒲原郵便局 古い風景印
昭和35年(1960年)9月26日押印(使用開始日) 『静岡 蒲原』
今回は静岡県。
以前、同じ年の国際文通週間の特殊切手の図案が広重の蒲原だったので
なんだか印象に残っている蒲原です。
図案は富士山、アルミ工場、特産のみかんとサクラエビ。
色々描かれていて賑やかな風景印です。
みかんとエビの感じとかも結構好きです。
アルミ工場は日本軽金属の蒲原工場のことですね。
アルミの製造や鋳造、加工など色々行っています。
ところで、アルミの製錬に関して。
第1号は昭和9年(1934年)の長野の現在の昭和電工でした。
日本軽金属は昭和15年(1940年)に蒲原工場で始めています。
この後も色々な会社がアルミ製錬をやっていて、
最盛期には自由主義諸国ではアメリカに次ぐ世界第2位の生産量だったそうです。
でも、アルミの製錬、電解するときにとても電気が必要だそう。
昭和48年(1973年)と昭和54年(1979年)の2度のオイルショックの電力価格高騰と
円相場も絡み採算が取れない状態になりアルミ製錬は急激に衰退したそうです。
1980年代に色々な会社がアルミニウムの製錬を終了する中、
日本軽金属の蒲原工場だけは水力発電施設を一緒に持っていたことなどもあり
製錬を続けていたのですが、平成26年(2014年)に設備の老朽化で終了となりました。
蒲原工場が最後だったので、もうアルミの製錬は日本ではやっていないそうです。
地金を輸入して製造しているそうです。
他の所がどんどん撤退していっても質の良いものを作ることが出来るからと
ずっと続けていた企業努力、素敵ですね。
蒲原郵便局は平成18年(2006年)3月30日までは
平成18年(2006年)3月31日から静岡市に編入で
蒲原郵便局(かんばらゆうびんきょく)
〒421-3299
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