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FDC 通常切手 15円五重塔航空切手 初日カバー その1 奈良風景印

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15円通常切手 昭和37年(1962年)4月2日発行

奈良風景印

松屋版(中村浪静堂)

カバー画:渡辺三郎氏

 

 

航空切手は航空郵便において使用する目的で発行された切手。

日本だけでなく、世界の他の国々でも発行されています。

日本で最初に航空切手が発行されたのは昭和4年(1929年)でした。

戦後は国内航空郵便用と国際航空郵便用が発行されましたが

昭和28年(1953年)に航空郵便制度が速達郵便制度と統合されたため

普通切手が使えるようになり、専用の切手が必要なくなりました。

 

今回の初日カバーの切手もタイトルには航空切手と入れましたが

15円の通常切手です。

 

今回の図案と同じ航空切手は昭和26年(1951年)に銭単位の表示のもので

15円、20円、25円、30円、40円の5種類が発行されていましたが、

15円以外の円単位表示のものが昭和27年(1952年)~昭和28年(1953年)に発行されました。

今回の15円の切手がだいぶ離れて最後に発行されたもので、説明文には、

「外国郵便料金の改正にともない、外国へ差出す印刷物の郵便料金用として必要になったので、とりあえず昭和26年に発行した15円通常郵便切手(五重塔とダグラス機)の料額数字を円単位に改正し、4月2日から全国各郵便局で売りさばく。」

と書かれています。

航空切手が終了しているのになぜこの図案の切手だったのかと思ったのですが

そういうことだったのですね。

 

カシェは松屋版、中村浪静堂の木版カシェで塔と桜。

満開の桜の木々の間から見える五重塔がいいですね。

 

切手と消印のアップはこちら。

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切手の図案は五重塔とダグラス機(DC-4型機)。

 図案はカシェも同じですが渡辺三郎氏。

消印は奈良風景印。

図案は猿沢池からの興福寺五重塔東大寺南大門の狛犬

この風景印の使用開始日は昭和23年(1948年)2月1日で

昭和49年(1974年)9月26日まで使われていました。

 

説明文はこちらです。

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