FDC 尾崎記念会館竣工記念 初日カバー 名古屋特印 その1
尾崎記念会館竣工記念 昭和35年(1960年)2月25日発行
名古屋特印
中村浪静堂(松屋版)
カバー画:長谷部日出男氏
明治・大正・昭和の三代にわたり議会と共に生き、
議会政治の確立に貢献した尾崎行雄先生(1858~1954)の信念と高潔な人格を慕い、
その業績を後世に伝えるため、東京の国会議事堂近くに尾崎記念会館を建設。
昭和35年2月25日に竣工のため、10円の記念切手が発行されたそうです。
カシェは尾崎行雄と尾崎記念会館の時計塔ですね。
木版で凛々しさがより感じられます。
この尾崎記念会館は現在は憲政記念館です。
昭和45年(1970年)に議会開設80年を記念して議会制民主主義についての認識を広める目的で憲政会館が設立され、
尾崎記念会館を拡大して昭和47年(1972年)3月に開館しました。
国会の組織や運営などの紹介や
憲政の歴史や憲政功労者などの関係資料を展示しています。
切手と消印はこちら。
10円の記念切手。
図案は尾崎記念会館の時計塔と尾崎行雄先生像。
消印は尾崎記念会館竣工記念の名古屋特印。
こちらの図案も尾崎記念会館の時計塔ですね。
説明文はこちらです。
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東京都 下谷坂本町 下谷入谷 古い風景印
昭和36年(1961年)7月6日押印(使用開始日) 『東京 下谷坂本町』
この風景印、あさがおで思い出しましたよ。
以前、花切手シリーズで初日カバーを3つご紹介しました。
あさがおのことをちょっと知ることが出来たので印象に残っています。
今回が風景印の使用開始日でした。
花切手シリーズのあさがお10円切手の発行があるので
この風景印に変ったそうです。
切手の発売は8月1日だったので、風景印の方が先にスタートしていました。
あさがおの切手にちなむ風景印としては下谷入谷の方だけだったので
同じ図案でもこの下谷坂本町はちょっと露出が少なかったようです。
昭和43年(1968年)5月1日から台東根岸三郵便局に改称です。
なので、今回ご紹介の風景印も昭和43年4月30日まででした。
改称後も図案は同じで局名表示だけ変わり、
この図案自体は現在も使われいます。
そしてついでに花切手あさがおで出てきた下谷入谷の風景印も。
昭和36年(1961年)7月6日押印(使用開始日) 『東京 下谷入谷』
こちらは初日カバーの時の説明そのままになりますが
下谷入谷郵便局は昭和43年(1968年)4月30日までの名称で
昭和43年(1968年)5月1日から台東入谷郵便局に改称です。
そしてこちらも図案は同じで局名表示だけ変わり
現在も同じ風景印が使われています。
ちなみにあさがおと下谷入谷の関係については
初日カバーのその3のときに簡単にご紹介しています。
ご興味ある方はどうぞ。
どちらの風景印も、改称後の現在のものの使用開始日のものが
そのうちに出てきそうです。
でも、昭和43年だからちょっと先だと思います。
出てきたらまた張り切ってご紹介しますね。
〒110-0003
東京都台東区根岸3-2-10
台東入谷郵便局(旧:下谷入谷郵便局)
〒110-0013
東京都台東区入谷1-17-2(橋本ビル1F)
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FDC 名古屋開府350年記念 初日カバー 名古屋特印 その4
名古屋開府350年記念 昭和34年(1959年)10月1日発行
名古屋特印
中村浪静堂
カバー画:久野実氏
名古屋開府350年記念の初日カバー、
中村浪静堂のもう一つのデザインの方です。
名古屋開府350年記念については前回の記事をどうぞ。
カシェは提灯ですね。
丸八の名古屋市のマークがとっても印象的。
名古屋の提灯、実は伝統工芸、名産品でもあるのです。
名古屋提灯も歴史の古い業者が多く
明治初期には貴重な輸出品として
日本一の生産量を誇ったこともあるそうです。
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福井県 福井郵便局 古い風景印
昭和36年(1961年)5月9日押印(最終日) 『福井』
今回は風景印切替時の2つご紹介。
どちらも廃止印。
まずはより古い方、最終日の押印だったものから。
昭和31年(1956年)6月1日から使われた風景印のようです。
図案のはっきりした記載は分かりませんでしたが
福井城址、織物、あとすみませんこれどなたでしょう?
さらっと調べでは分かりませんでした。
でも、なんだか味のある風景印ですね。
そしてその次の風景印。
昭和36年(1961年)5月10日押印(使用開始日) 『福井』
ちょっとあっさりした感じに変りましたね。
この風景印は昭和62年(1987年)6月30日まででした。
その次の日、7月1日から福井中央郵便局に改称です。
改称後は同じ図案で局名表示だけ変わりました。
その風景印ももう今は変わっています。
福井中央郵便局
〒910-8799
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FDC 名古屋開府350年記念 初日カバー 名古屋特印 その3
名古屋開府350年記念 昭和34年(1959年)10月1日発行
名古屋特印
中村浪静堂
カバー画:久野実氏
以前もNCC版を2つご紹介している名古屋開府350年記念の初日カバー。
その1の翌日にその2もご紹介しています。
今回は中村浪静堂の木版の初日カバーです。
名古屋は築城開府以来、城下町として発達し、
昭和34年(1959年)10月1日に開府350年を迎えました。
盛大な記念式典を開催することになり10円の記念切手が発行されました。
木版画のいい雰囲気。
久々なので切手と消印を再掲。
切手は10円の記念切手。
消印は名古屋特印。
ところで、
先にリンクでご紹介の「その1」でも書いていますが
実は名古屋城築城と名古屋遷府が正式に発令されたのが
慶長14年(1609)11月16日で、
名古屋の市政施行が明治22年(1889)の10月1日なので
昭和34年(1959年)10月1日に記念式典をして記念切手発行となったようですが
名古屋城が実際に築城を開始したのは慶長15年(1610年)で
天守閣の出来上がりはその2年後でした。
名古屋開府は本来、名古屋城とその城下町を作り始めた慶長15年(1610年)とするのが自然な感じです。
名古屋城築城と名古屋遷府の正式な発令も
慶長15年の1月9日という説もあるらしいです。
発令の日付はどちらかはっきりしませんが
名古屋市は開府400年の記念行事を平成22年(2010年)に行いました。
今回ご紹介の名古屋開府350年記念の時は
ちょっと強引に色々まとめちゃった感じでしょうか。
2年連続で祝うと大変だったからかな?
全部祝いたかった気持ちはよく分かります。
ちなみに、今回ご紹介の初日カバーと記念切手のきっかけは
名古屋市制70年も一緒になった記念式典開催でしたが
名古屋市制120年は平成21年(2009年)に名古屋開府とは全く別で行われていました。
この時は名古屋市公会堂のある鶴舞公園というこの辺りでは有名な
大きな公園(ポケモンGOでもちょっと知れました)が100周年だったらしく
この鶴舞公園100周年と一緒に祝う記念イベントになっていました。
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山梨県 勝山郵便局 古い風景印
昭和36年(1961年)6月9日(最終日) 『山梨 勝山』
こちらの使用開始日は昭和30年4月1日。
きちんとした記載を見れていませんが
図案は富士山と河口湖ですかね。
吹く風も描かれているのがちょっといい感じ。
あ、雲かな。
うちには無いですが、
この前の昭和12年1月11日からの風景印もほぼこれと同じ図案です。
でも、雲の線の入り方や湖面に映ったほうの感じもちょっと雰囲気が違います。
やっぱり同じ図でもより古い印刷物にあるような表現でした。
戦前のものなので、横書きの表記も右から。
左からの横書きに変えた時に図案の線もちょっとレトロ感が減った感じです。
今の風景印変更時と同じような変わり方。
ちょっとずつ味が失われていくような気もするのが残念なところです。
次の風景印がこちら。
昭和36年(1961年)6月10日(使用開始日) 『山梨 勝山』
こちらは現在も使用中のもののようですね。
図案はフジザクラ、富士山、河口湖。
フジザクラが増えました。
フジザクラとはマメザクラのことだそうです。
さくらの野生種の一種とのこと。
富士山の近辺や山麓で見られる小さな桜。
私は富士山にきちんと行ったことがないので
この桜も実際に見たことがありません。
両方見たいな。
勝山郵便局
〒401-0310
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FDC 切手趣味週間 昭和33年(1958年) 初日カバー その2 名古屋特印
切手趣味週間 昭和33年(1958年)4月20日発行
名古屋特印
東海郵趣連盟
版画:中村浪静堂
カバー画:久野実氏
切手趣味週間が4月に変った最初の年、昭和33年の初日カバー。
以前、郵便文化部版で東京特印のカバーをご紹介しています。
今回は東海郵趣連盟のもの。
木版でこの雰囲気は、と思ったら
やっぱり中村浪静堂の版画でした。
可愛らしいカシェです。
特印がピンセットで切手を挟んでる感じなので
その雰囲気にちなむ感じですね。
切手と消印は同じですが、
特印が名古屋なのでまた載せておきます。
10円の特殊切手は鳥居清長の版画「風俗東之錦」の「雨中湯帰り」の一部。
大きな切手でとっても存在感があります。
特印には切手収集のアイテム、ピンセットとヒンジも。
この特印も可愛らしいです。
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