滋賀県 石山郵便局 古い風景印 古い記念スタンプ
昭和37年(1962年)5月10日押印 『石山』
変形印の素敵な風景印がでてきました。
今回のものは昭和23年(1948年)1月1日が使用開始日。
でもこの図案自体は昭和6年(1931年)8月1日が使用開始日です。
その時は戦前で局名表示の「石山」が右からの「山石」の表記でした。
図案は石山寺の月見亭。
枠が火灯窓の変形印です。
最終日は平成9年(1997年)8月29日。
翌日から石山寺郵便局へ改称です。
現在の風景印も局名表記だけ変えて図案自体は同じです。
あと、大きさが風景印の標準に合わせて少し小さくなったそうです。
図案が戦前からずっと変わらないの、いいですね。
石山寺のホームページによると、
石山寺は天平19年(747年)、天武天皇の勅願により創建されました。
平安時代には京都の清水寺と奈良の長谷寺と並び、三観音といわれたそうです。
国宝や重要文化財もとても多いそうです。
また、月の名所として知られ、「石山の秋月」は近江百景のひとつ。
月見亭は保元年間(1156~1158年)に後白河上皇の行幸に際して建てられたといわれ、
貞享4年(1687年)に再建されたものと伝わるそう。
瀬田川を見下ろせる眺望の良い所にあり、
はるかに琵琶湖を望みながら瀬田川の美しい風景を楽しむことが出来るそうです。
火灯窓(かとうまど)は国宝になっている本堂の源氏の間(紫式部がここで『源氏物語』を起筆したとされる)にある、上枠を花形(花頭曲線)に造った特殊な窓。
そのため、火灯窓は「源氏窓」ともいわれています。
今回のはがき、実はこんな感じでした。
下にもう一つ印があるんです。
若干見にくいのでアップに。
「旅行記念」と書かれていると思うのですが
図案は国宝の多宝塔が描かれています。
「石山郵便局」と入っています。
郵便局に記念スタンプがあったんですね。
パッと見たら風景印かと思ってしまう感じのスタンプ。
ちなみに多宝塔は源頼朝に寄進されたと伝わる建久5年(1194年)建立の
日本最古の多宝塔だそう。
建立年が判明している多宝塔では日本で最古で、最も優美と知られるそうです。
本尊が鎌倉時代の仏師・快慶作の大日如来像でこちらは重要文化財だそう。
石山寺、他にも見どころも多いし本当に凄いです。
石山寺郵便局(いしやまでらゆうびんきょく)【旧:石山郵便局】
〒520-0861
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