岩手県 平泉郵便局 古い風景印
昭和37年(1962年)11月1日押印 『平泉』
今回はきれいな印影の風景印。
変形印で渋い雰囲気がいいですね。
使用開始は昭和23年(1948年)4月3日でした。
図案は金色堂の外観に内部須弥壇(しゅみだん)の格狭間(こうはざま)と螺鈿宝相華文様を描く、だそうです。
格狭間は基檀や台座部分を装飾するための刳り物です。
今回の押印日、昭和37年11月1日は120円通常切手の発行日でした。
その120円切手の図案が中尊寺にある華鬘(けまん)の中の透かし彫りの
「迦陵頻伽(かりょうびんが)」だそうで
この120円切手にちなむ風景印がこの平泉だったそうです。
この風景印は廃止印で昭和43年(1968年)5月1日から次の風景印に変っています。
平泉は戦前にも四角いスタンプみたいな面白い風景印だった時期もありました。
個人的には、せっかく変形印で変化のあるものはそのままであって欲しいと思います。
そんなこと言ってもしょうがないけど。
そうそう、中尊寺の金色堂は天治元年(1124年)に上棟されました。
奥州藤原氏初代清衡公が極楽浄土を具体的に表現しようと願い
その当時の工芸技術が集約された御堂です。
平等院鳳凰堂と共に平安時代を代表する浄土教建築で、国宝に指定されています。
平成23年(2011年)には中尊寺を含む「平泉の文化遺産」が
世界文化遺産に登録されました。
平泉郵便局(ひらいずみゆうびんきょく)
〒029-4199
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