東京都 雷門郵便局 古い風景印
昭和40年(1965年)8月10日押印 『雷門』
この風景印はもう既に違うものに変わっていて廃止印です。
使用開始日は昭和28年(1953年)6月15日。
最終日は昭和48年(1973年)10月31日。
提灯の形の変形印。提灯の描写も凝っていていいですね。
図案は浅草寺と雷神ですかね。鳩も入っています。
浅草寺の本堂の形は分かりやすいですが、
雷門だから雷神だけなのでしょうか。
本当は風雷神門なのですよね。
だんだん省略されて雷門になっちゃったという感じだそうですが
風神がちょっと可愛そうですね。
風景印にも入れてもらえなかったなんて・・・
ところで、雷門は昭和37年(1962年)に再建されるまでの100年程の間は無かったそうです。
火災による焼失が続き、最後の火災は慶応元年(1866年)12月だそうで
そこからずっと無かったとのこと。
松下幸之助さんが寄進して現在の雷門があるのは知っていたのですが
そんなに長い間無かったのは分かっていませんでした。
そして、風神雷神も火災にあっていますが頭だけ残っていたそうで、
江戸時代よりも前に造られた頭部に
明治時代に胴体を造って合わせたそうです。
そして、雷門再建の時に彩色されたそう。
頭部だけ残るって、意味があっての感じがします。すごい。
この次の風景印は48年(1973年)11月1日~平成1年(1989年)4月27日のもの。
その風景印は普通に丸い枠のものでした。
この年代だともしかしたら、未整理分の中から
初日印が出てくるかもしれません。
いつかのお楽しみ。
そしてその次の風景印は平成1年(1989年)4月28日~平成24年1月13日のもの。
これはまた変形印で雷門の提灯の形になりました。
その後、平成24年(2012年)1月16日から現在の風景印にマイナーチェンジ。
図案は変わらずに「東京 雷門」の表記になり
「東京」の文字が追加されました。
ちなみに、
今回掲載の古い風景印の前にも、風景印がありました。
昭和9年(1934年)5月13日使用開始の丸い普通の枠の風景印。
図案のきちんとした詳細は不明ですが
浅草寺の雷門の雷神様と奥に本堂、右には五重塔、左側は仲見世??
ちょっと渋い風景印でした。
これも出てきたらいいのに。
ちょっとお楽しみです。
雷門郵便局(現在地)
〒111-0034
東京都台東区雷門2-2-8
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