東京都 赤羽郵便局 古い風景印
昭和40年(1965年)8月10日押印 『赤羽』
昭和27年(1952年)4月20日使用開始の風景印。
こちらは現在も同じものが使われています。
長いですね。
図案は荒川大橋、堰堤(旧岩淵水門)、舟。
旧岩淵水門は大正5年から8年かけて建設され、
大正13年の完成から、荒川の洪水から住民を守ってきたそう。
現在はそこから300m下流に新水門が出来ているので(昭和57年完成)、
もう運用はされていないそうです。
普段は旧水門は赤門、新水門は青門と言われているのですね。
旧水門は土木建築物としての価値が高いと再評価されて
平成7年(1995年)には産業考古学会によって推薦産業遺産に、
平成11年(1999年)には東京都選定歴史的建造物に指定されたそうです。
旧岩淵水門、建設時の監督がパナマ運河の建設に携わった青山士(あおやまあきら)氏だそうです。
色々すごいですね。
トラス橋の絵なので実際は鉄道の荒川橋梁なんでしょうか。
この辺りは橋が架かる前は川口の渡しという渡船で両岸を結んでいたところだったそう。
渡船場は岩淵の渡しや善光寺の渡し(近くに善光寺があるから)とよばれていたそうで、とても賑わった所とのこと。
かなり古からあり、源義経もここを渡ったとか。
歌川広重の浮世絵にも「川口のわたし善光寺」で描かれている地だったのですね。
渡船の絡みですよね、図案の手漕ぎの舟がやっぱりいいですね~
橋と堰堤は強引に並んでいる感がありますが
そこまで違和感を感じないような気もしてくるのが面白いですね。
デザインって奥が深い。
赤羽郵便局
〒115-8799
東京都北区赤羽南1-12-10
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