兵庫県 三原郵便局 古い風景印
昭和38年(1963年)8月1日押印(使用開始日) 『兵庫 三原』
今回の風景印は県名や郵便局名の表示などの変更だけ数回ありますが
主な図案自体は現在も同じものです。
図案は淡路人形と淡路浄瑠璃人形発祥の地の碑。
この風景印は昭和44年(1969年)10月5日まででした。
この翌日から「淡路三原」の表記になりました。
現在の郵便局名に名称変更したようですね。
ちなみに平成11年(1999年)6月30日までその表記で
この翌日からは現在と同じ「兵庫 淡路三原」の表記です。
今回の風景印と共に説明文がありましたが
淡路人形の由来について小さな文字でびっしり沢山書かれていました。
それによると、
淡路人形芸術は色々な文献から伝説をみると西宮神社で神舞をしていた百太夫(藤原正清)が全国各地の神社を巡拝していましたが、淡路島の三原町三條の地に足をとどめ
三條の木偶(でく)師(注:人形師)菊太夫に神慮奉慰の精神と木偶廻し技術を伝えたのが起源だそう。
その後木偶廻し技術は年々盛んになって全村に広がり、元亀年間(西暦1540)からは全村頭目引田家が三社神楽の式に奉仕したそうです。
慶長の頃(西暦1600)には浄瑠璃の興起と共に浄瑠璃人形芝居として発展し各地で競演。
貞享・享保(西暦1680年)の頃には全盛時代として三條には48座と非常に多くの人形遣いがあったそうで、全国各地へ巡業に出たそうです。
大阪の文楽座も淡路の植村文楽軒が昭和年間(西暦1785年)に大阪南区高津橋南詰に芝居小屋を開いたのが始まりで、淡路人形浄瑠璃の系統になります。
他にも全国各地に保存されている人形芝居は淡路人形が始祖のものが多いそうです。
郵便局名の変更もあったようですが、町の合併も。
現在の南あわじ市は平成17年(2005年)1月11日に誕生しました。
三原郡全町の三原町、緑町、西淡町、南淡町の4町が合併してできたそうです。
淡路三原郵便局
〒656-0499
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